俳柳写経・禅 佳皇流儀
主催 佳風
俳句朗詠(haiku)
内外に閑散とした月今宵････････････････佳風(kahu)(広島 hiroshima)
夕闇と晩夏の風の湿り気と ･････････････佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)
ちちろ虫部屋のどこかで鳴いている････ ･佳音(kaon)(広島 hiroshima)
おなまえは？となりのむすこと月と酒････淳（atsushi)(神奈川 小田原 odawara)
雨あがり 虫音やまず 白露暮れ･･････････鹿千（kasen）（東京 世田谷 Setagaya）
カルカモの 帰りしたくも 早くなり
薄暮釣り 伸びる白竿 映る影
薄墨に 翳る大鶴 槌の音
あかね空 欅にとまるうろこ雲
風起こり 波打つ竹林 虫の音
風に舞い フレアを揺らす 芙蓉花
静かなる すじくもの下 花二輪
写真：鹿千（kasen）
陽は隠れ 濡らす花つつ 菊の花
写真：鹿千（kasen）
岸に舞う 霧雨寒し 中日八つ
写真：鹿千（kasen）
写真提供：鹿千（kasen）/東京から
川柳朗詠(Senryū)
亀が来る食事の列に整理券･･･････････佳風(kahu)(広島 hiroshima)
健気にも嘘の世界を信仰す･･･････････佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)
あぁねむいはやおききらい学校だ･････佳音(kaon)(広島 hiroshima)
ノーマスク指導するのは鼻だしマスク･･淳（atsushi)(神奈川 小田原 odawara)
わたり俳句（三人一句）
混沌微笑(kontonmisyou)シュールな三人一句
混沌微笑とは
佳香先生の創められた「わたり俳句」（三人一句）があります。
それにシュルレアリスムのエッセンスを取り込み、順番にではなく、
同時にそれぞれパートを考えて発表します。
前後を考えずに出現する予測不能な奇想天外な作品。
それをイメージし、俳画作成します。
この手法を 「混沌微笑」と命名し、
令和元年に広島で世界初の「混沌微笑」宣言をしました。
おつきみだ ・・・・佳風
かがみではんしゃ ・・・佳音
はしってる ・・・牛
コスモ美術館 Completed haiga artist work（俳画家作品）
混沌微笑 俳画 「おつきみだ かがみではんしゃ はしってる」佳風
混沌微笑 俳画 「おつきみだ かがみではんしゃ はしってる」佳音
広島散策 写真館
9月を味わいながら、味覚と視覚と、聴覚と触覚、つまり五感ですが、それ以外にも。なんといいますか、色々な様変わり、哀愁の漂う季節。亀卜や屏風画、和歌について、大嘗祭について、認識を深める旅でした。
マメ知識：大嘗宮の悠紀殿と主基殿。
コメなどの新穀を神前に供え、御告文を読み上げ、新穀を口にされる。
儀式での新穀は東日本の「悠紀地方」と西日本の「主基地方」
亀の占いで地域を選定するそうです。和歌があっての絵画。屏風絵。なかなか素晴らしい伝統です。ひろしま生まれの当流儀との類似点や相違など、日本の伝統文化を感じいりました。
今月の句会には、東京 世田谷 （Setagaya）から、鹿千（kasen）さんにも沢山、俳句とお写真を頂戴いたしました。有難うございます。＾＾
それでは9月の句会、漏れなく、広島にて朗詠させて頂きました。（佳風）
