俳柳写経・禅 佳皇流儀
主催 佳風
俳句朗詠(haiku)
向日葵のお顔の向きや的外れ････････････････佳風(kahu)(広島 hiroshima)
夏の音ヘリコプターと慰霊祭 ･･･････････････佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)
夏終わりえほんをてってこ喰べていく････････佳音(kaon)(広島 hiroshima)
虫籠でひとり勝ちするオオカブト････････････淳（atsushi)(神奈川 小田原 odawara)
川柳朗詠(Senryū)
監視下のみんなでみんなつるし上げ･･････････佳風(kahu)(広島 hiroshima)
五十路にて先に見えるは蜃気楼･･････････････佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)
にんじんと夜八時サンマルク２階････････････佳音(kaon)(広島 hiroshima)
コロナ禍でひとり勝ちするメガファーマン････淳（atsushi)(神奈川 小田原 odawara)
わたり俳句（三人一句）
混沌微笑(kontonmisyou)シュールな三人一句
混沌微笑とは
佳香先生の創められた「わたり俳句」（三人一句）があります。
それにシュルレアリスムのエッセンスを取り込み、順番にではなく、
同時にそれぞれパートを考えて発表します。
前後を考えずに出現する予測不能な奇想天外な作品。
それをイメージし、俳画作成します。
この手法を 「混沌微笑」と命名し、
令和元年に広島で世界初の「混沌微笑」宣言をしました。
カブトムシ ・・・・佳音
はしりぬけるよ ・・・佳風
素揚げかな ・・・カブ
コスモ美術館 Completed haiga artist work（俳画家作品）
世界的なパンでミックス、軍事侵攻、移民、大規模な人類の営みが、時代の変化を感じます。そして8月のひろしま。セミの読経。そんな中で、おろかな人類の歴史を、すばらしい人類の営みを総括し、昆虫やカエルたちと遊ぶのでした。
かつて、芸術の中心はヨーロッパからニューヨークへ移転する。それは芸術家の移動によるものもあったかもしれない。様々な芸術を習合し、世界の芸術のまとめをするには、ちょうどよい。
素朴、質素、純粋さ。抽象的な表現、中傷的な表現であったり。そして、ちょっと笑いをこらえて味わうシーンの記憶。その数。人間的。味わいどころ。
かつてシュリストと呼ばれた作家のように集い、作詩を楽しむ。そこは宇宙の中心。コスモスは混沌（カオス）の中に、イデアで、スマイル、秩序を生み出す。そのスマイルは微笑。拈華微笑のように。「なるほどねっ」てな事で、わかった人だけ。静かに微笑むのがスタイル。そのスマイルの表情の作り方、所作についてはまた句会の中でお話しします。
8月の句会、朗詠させて頂きました。（佳風）
