Cosmopolitan Culture HAIKU ACADEMY

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12月 師走 December 2023 広島 Hiroshima 令和五年 俳句会

December 2023 HIROSHIMA-HAIKU-POETRY PARTY

 

 

俳柳写経・禅  佳皇流儀
主催 佳風


俳句朗詠(haiku)

ぞろぞろと壇のぼりたる年の暮れ    ・・・・・佳風(kahu)(広島 hiroshima)

 

愚直なる友の通夜にて銀河かな       ・・・・・・・佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)

 

足と鈴ひとあし先のクリスマス      ・・・・ ・・・佳音(kaon)(広島 hiroshima)

寒ブリをまくらにするとよくなるよ

 

 

川柳朗詠(Senryū)

偉大なる神とマスクと素粒子と       ・・・・・佳風(kahu)(広島 hiroshima)

 

超弦の気まぐれなのか世は絡む           ・・・・佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)

 

クラスのね人数減ったかなしいな     ・・・・・佳音(kaon)(広島 hiroshima)

もうだめだめざめてすぐに夜がくる

 

 

 

わたり俳句(三人一句)わたり一句
混沌微笑(kontonmisyou)シュールな三人一句 

こんとんみしょう

 

混沌微笑とは

 

佳香先生の創められた「わたり俳句」(三人一句)があります。
それにシュルレアリスムのエッセンスを取り込み、順番にではなく、
同時にそれぞれパートを考えて発表します。
前後を考えずに出現する予測不能な奇想天外な作品。
それをイメージし、俳画作成します。

俳画制作の時間制限は三分間。これがルール。作画途中でも発表です)
この手法を 「混沌微笑」と命名し、
令和元年に広島で世界初の「混沌微笑」宣言をしました。

 

 

 

五本足 ・・・・佳音

                      着ぶくれている  ・・・佳風

                                 バトンパス   ・・・わん

 

 

 


コスモ美術館 (俳画家作品) 
Completed haiga artist work

混沌微笑(こんとんみしょう)俳画作品展(混沌微笑の世界)とは

①この世界を代表する顕著で著名な俳画家の優れた歴史的な作品展。

(専門家が選考した優れた作品を紹介させて頂く美術作品展)

②俳句文学、芸術の形態の一つ。俳カルチャーとも呼ぶ。(HAIculture)

③転じて現代において最もハイカルチャーな世界とも呼ばれている。

④「最もハイカルチャーな美術展」 入選作品展 の意。

ハイカルチャーを生み出す優れた文学者、芸術家に敬意を込めて行う作品展、

 またそのしんせいな儀式の形態の一つ。

⑥不可侵なもの。あがめられるもの。

 

 

混沌微笑 俳画 「五本足 着ぶくれている バトンパス俳画家 佳音 作

 

混沌微笑 俳画 「五本足 着ぶくれている バトンパス俳画家 佳風 作



写真館

広島散策 写真館

 

 

佳音禅師による句会朗詠が始まります

佳音禅師による句会朗詠

句会では

まづは鈴の音色から。先月の句集から学びを深めます。作品を味わいます。

 

作品を味わいます

気になる作品はじっくりと味わいます。禅師による質疑や解説。

朗詠の仕方も少しずつ段階的に学びます。

 

これです。今回からの鈴はこれです。

大当たり。

 

三人一句 混沌微笑 俳画は三分間で仕上げて発表です!

三人一句の作句。

俳画は三分間で仕上げます。これがルール。作画途中でも発表。拍手!

 

残り鷺とか

留まり鷺としてのアオサギなど。渡り鳥では無いようです。越冬の為に渡っていく白鷺などは「残り鷺」などと呼ぶ事があるようです。ちょっとついていけなかったとか・・・そんなイメージでとらえるのかもしれません。落ちこぼれたかな・・・とか。でもアオサギは留まりどりですから、ずっとおりましょう。それは落ちこぼれとは言いません。

 

美しい青空と雲です

 

美しい山茶花

 

雀の子は年中無休

 

素敵なクリスマスツリー

 

 

素敵なイルミネーション

 

船かな?

 

珍しくケーキなど

 

キャンドル

ささやかに 貧者の一灯を ともしび

 

救いの降誕の夜を 味わい 喜びを分かち合う

 

年末の水面のおもかげ

 

ここにも ともしび



 

年の暮れ、ロンドンからの旅行者と、しばし。あの灯(ともしび)は何に見えますか?と聞いてみた。彼はそれはキャンドルに見えると答えた。で、彼は科学者。そして彼は無神論者だと。地動説と天動説。彼がずっと見ていた先にあるベル(鐘)はノーベル賞受賞者からのものだと、実に良くご存知。そしてイグノーベル賞も勿論ご存知。常連国のセンス。しばし笑顔。でもこの場所はただ、「サッド」。ただ、「悲しい」であると。それが今回の彼の句。ひとこと。なるほど、それだ。人の感情表現の方法。灯台下暗しというか。「我が身の事知らぬ」。自分の事は自分が一番、わかっていないのかもしれない。その事を知らない事に気が付かずに。春秋を知らず。鏡に映さねば見えぬから。自分の顔は見えない。内観で見えるか。そんな事をふと。片手の拍手の音も聞いてみようか。除夜の鐘の音色も。映し出す鏡が曇っていては本当の姿は見えない。その認識、その助言。偏見とか。不識微笑。お正月の準備やら、大掃除やら、せわせわと。紅葉も終わり、枯れ風景。今月は小雪も。厳しい寒さ。厳しい世情。そんな厳しさ。年が明ければ吹き飛ぶかな。気になったのは、この場所である。誰がために。

ベル(鈴)は清浄を求めてその音色を響かせるのかな。鈴を鳴らす。ごく自然で、合理的だけではない。感性だけでもないもの。・・・であったりする。

 

ベル

 

12月の句会、広島にて朗詠させて頂きました。皆様、よい年をお迎えください。(佳風)



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