Cosmopolitan Culture HAIKU ACADEMY

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1月 睦月 Januari 2023 広島 Hiroshima 令和5年 雀の子 初句会 歌会始の儀 ならびに混沌微笑 三人一句

January 2023 HIROSHIMA-HAIKU-POETRY PARTY

俳柳写経・禅  佳皇流儀
主催 佳風


歌朗詠(uta 57577 misohitomoji)

子が問えば郷土の景色に相まりて友と遊びし懐う夕暮れ・・・・・・・・・・佳風(kahu)(広島 hiroshima)

額皺(ひたいじわ)かぞえ歩みし各々を笑い話と語らう友よ・・・・・・佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)

たべようよかなしいけれどたべようよたった一人のぼくの友達・・・・佳音(kaon)(広島 hiroshima)

冬木立我を励ます暖かに耳の奥から亡き友のこえ   ・・・・・・・・・・淳(atsushi)(神奈川 小田原 odawara)

 

俳句朗詠(haiku)

一輪の献花希望へ初明かり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佳風(kahu)(広島 hiroshima)

あん餅を焦がして薫る記憶かな ・・・・・・・・・・・・・・・・ 佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)

はつひのであらわれたいようめでたいよう・・・・・・・佳音(kaon)(広島 hiroshima)

初雪にはしゃぐ子らにはこまったな      ・・・・・・・・・・淳(atsushi)(神奈川 小田原 odawara)

 

川柳朗詠(Senryū)

宇宙へと広がる希望それ野望・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佳風(kahu)(広島 hiroshima)

サザエさんオープニングに郷愁よ・・・・・・・・・・・・・・・佳千秋(kasensyu)(広島 hiroshima)

泣いているおこっているこ笑ってる・・・・・・・・・・・・・佳音(kaon)(広島 hiroshima)

死者数はもう隠せない原爆級                 ・・・・・・・・・・淳(atsushi)(神奈川 小田原 odawara)

 

 

 

わたり俳句(三人一句)

 

混沌微笑(kontonmisyou)シュールな三人一句

混沌微笑とは

佳香先生の創められた「わたり俳句」(三人一句)があります。
それにシュルレアリスムのエッセンスを取り込み、順番にではなく、
同時にそれぞれパートを考えて発表します。
前後を考えずに出現する予測不能な奇想天外な作品。
それをイメージし、俳画作成します。
俳画制作の時間制限は三分間。これがルール。作画途中でも発表です)
この手法を 「混沌微笑」と命名し、
令和元年に広島で世界初の「混沌微笑」宣言をしました。


混沌微笑(こんとんみしょう)

 


地から出る    ・・・・・だこ2

           階段のぼる        ・・・・佳風

                すごろくだ   ・・・・・佳音

 

 

コスモ美術館 

Completed haiga artist work(俳画家作品)

 

新春書初め大会

混沌微笑 俳画 「地から出る 階段のぼる すごろくだ」佳音

混沌微笑 俳画 「地から出る 階段のぼる すごろくだ」佳千秋

混沌微笑 俳画 「地から出る 階段のぼる すごろくだ」佳風

混沌微笑 俳画 「地から出る 階段のぼる すごろくだ」淳

淳さん当流儀での俳画家デビュー作となりました

 

今年も恒例の新春書初め俳画がそろいました^^勢ぞろい

それぞれに、創意工夫が感じられ、何とも言えません

じっくりと味あわせて頂きましょう

 

 

階段(かいだん KAIDAN)

階段ってなんだろう?

丘のような場所を昇降するときに、壇をつけて登りやすく、降りやすくするもの。

そんな便利な道具でもあります。

雅な言葉では、「きざはし」と言ったりもするようです

古くはそれが階級であったり、官位であったり

なにげに、百貨店のエレベーターやエスカレーターや階段をのぼる。

売り場に並ぶひな飾り。可愛いなぁ、あっここにも階段

かけ離れたところとつなぎ、渡る、道のようなものでもあったり、

それが、人の立場を表す等級、段階であったり

それをあがったり、さがったり

山、丘のようなもの、登山、登りがあればくだりもあり

それを便利に進む為に考えられたアイデア、被造されたもの

人生、山あり、谷あり

異世界、異次元と繋がる超能力、テレパシー、直観、橋のようでもあり、はしごのようでもあり

その上にまだ何かあるのでしょうか。行ってみないとわからない・・・

あがったり、さがったりを繰り返すエレベーター。異次元のステージとの対話

一喜一憂

しかしながら招かれたりする場所では、動じず、おすましのアルカイックスマイル。

なんとも上品ですね

微笑・当流儀のスタイル(時には大いに笑いをこらえて)

人生は階段をのぼるすごろくのようでもあり。また転がり落ちてみたり

それはのぼりであるか、くだりであるのか

絵をさかさまにしてみれば、逆になる

出来上がった作品、朗詠、披講。心揺さぶられ、色々と味わいながら。しかしながら動じず、微笑(スマイル)。拍手喝さい。ほほえましい気持ち

私の方が上手かなって・・・私だったら・・・

そんな自惚れの気持ちや、類稀なる素晴らしい発明もどこからわいてきます・・・

時に、驕りとも言うようですが・・・

自分の立っている段の意味、それは立場だったり

それを決めているのは・・・

でも登りたいかな・・・って。山登り そんな欲張り 願い事

階段があればスムースにできる。

でもサイコロで決まるマス目の数。努力だけでもないようです・・・

 

 

広島散策 写真館

令和五年 初日の出 元旦 hiroshima

兎 うさぎ

今年の干支は兎です

 

建築中

 

広島に春を告げる 院展

美しい日本画の世界

 

亀 かめ

水墨画 画題「吉祥蓑亀」 佳音筆 

 

おみくじ

そして恒例のおみくじです

 

兎と亀 兎角亀毛

イソップ寓話などで知られるお話し。寓話というと擬人キャラの登場。そして人々に色々なことを諭してくれます。必ず擬人化。比喩(たとえ)だったり、人のありかただったり、考えさせられて・・・、で、なるほど・・・と、おち(納得)。とても古い時代に創作され始めたようです。ですから、そこには悠久の人類の教訓を感じるのです。情操

ウサギとカメの取り合わせ。さて、ゴールに至るのはどっちが先か。ゴールに到着するのを「あがり」と表現したり。目標に至るとか。勝ったとか。足の遅い亀、寿命ではウサギに勝てるかもしれません。アプローチのありかた、ルールだったり。感じ方、それぞれ・・・

 

「兎角(とかく)」という言葉がありますが、ウサギに角はありません。耳はありますが。同じように、亀に毛はありません。でも描いてみたり。「兎角亀毛(とかくきもう)」これはたとえ話です。さて、なんとも移り変わりの早いと感じる昨今、どんどん変異していくわけです。コロコロと変異して、実体をつかむことが難しい。とんでもない事、想像できない事、ありえない事が起こる。しかし、その一瞬を意識して感じたものを写生する。意識から生まれる世界。あがりへの旅のさなか、本当の姿(実)をみつめる。心で。ささやかに。

勧学院の雀は蒙求を囀る」

兎角この世は・・・亀毛かな

 

 

 

明けましておめでとうございます
新年を迎えての当流恒例の初歌会(歌会始)、そして初句会、皆様のご健康を深くお祈り申し上げ、いにしえからの伝承の流儀、作法により、広島にて格調高く朗詠をさせて頂きました
本年もよろしくお願い致します(佳風)2023年 令和五年1月吉日

 

 

 

 

今年も選歌として選ばれたものを歌会始の儀にて披講させて頂きました

選/読師/講師/発声/講頌/朗詠 主催 歌聖 俳遊人 雀囀庵 佳風

©Cosmopolitan Culture HAIKU ACADEMY 雀囀庵佳風