Cosmopolitan Culture HAIKU ACADEMY

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7月 文月 July 2021 広島 Hiroshima 令和3年

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July 2021 HIROSHIMA-HAIKU-POETRY PARTY

 

俳柳写経・禅  佳皇流儀
主催 佳風


俳句朗詠(haiku)
夏空へ五輪の雲やゆうらゆら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・佳風(kahu)(hiroshima)

大雨を裂く閃光の慟哭か    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佳千秋(kasensyu)(hiroshima)

風鈴の中に入ってとびまわる    ・・・・・・・・・・・・・・・・佳音(kaon)(hiroshima)

笹舟の誰そ彼に溶ける影もなき ・・・・・・・・・・・・・・・・mika(oita)

 

川柳朗詠(Senryū)
自己紹介コロコロ変わる気随気儘  ・・・・・・・・・・・・佳風(kahu)(hiroshima)

この時期は川も柳も水びたし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・佳千秋(kasensyu)(hiroshima)

むさしくんもごもごしてる初散歩    ・・・・・・・・・・・佳音(kaon)(hiroshima)

台風の用意をすれど道それる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・mika(oita)

 

わたり俳句(三人一句)

うなぎだよ・・・佳風

    あなごじゃないよ・・・佳音
   
          元気だよ ・・・むさし

 

 

三人一句では、三人で順番に作成します。前の人の考えた上五に関連付けて、次の人が中七、そして、最後の人が締めの下五を考えて完成させます。どんなのが仕上がるか仕上げる過程が。ワクワクします。

 

 

混沌微笑(こんとんみしょう)

俳句朗詠


せせらぎの・・・・・mika

     あっぱっぱ着る・・・・佳音

         乾電池     ・・・・・佳千秋

 

混沌微笑(俳句)では、それぞれのパートを上五、中七、下五を三人で、季語の担当を決めて、それぞれ同時に考えます。お互いに影響を与え合わずに作成しますから、とんでもないイメージの作品が出来てしまいます。この出来上がったシュールな俳句から約三分ぐらいで、いつもははがきサイズの紙に筆ペンで俳画を作成しています。

 

絵から元の俳句がイメージできるかを検証してみるとまた楽しいのです。後で比べ合うと、人の感性の違いなど新たな発見を楽しむことが出来ます。発案創始提唱は令和元年から佳音さんによるものです。

 

 

今回も俳画家お二人の作品を紹介させて頂きます。

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せせらぎの あっぱっぱ着る 乾電池 mika

 mikaさんの混沌微笑の俳画、今回も力作です。とてもシュールで涼しくなります。気のせいでしょうか。背筋がぞっとするような涼しさを感じます。今回の「あっぱっぱ」ですが、夏の普段着のワンピースの事です。ふらっと乾電池が出かけた感じが良く描けていますね。

 

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せせらぎの あっぱっぱ着る 乾電池 佳音

佳音さんの俳画では、乾電池がせせらぎの中で、入浴中。流れをさえぎる乾電池が流線をつくり、ワンピースのようになっています。これが今回の「あっぱっぱ」だそうです。

 

7月の句会、朗詠させて頂きました。(佳風)

 

 

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